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線量最適化支援ソリューションDoseWatchの販売を開始

~線量の可視化・分析・モニタリングによる、より安全な患者の検査をサポート~

医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長兼CEO:川上潤)は4月11日(金)、CT(コンピュータ断層撮影装置)や血管撮影装置などで撮影された線量を集計し、最適化を支援するソリューション「DoseWatch(ドーズウォッチ)」の販売を開始します。本ソリューションは、GEが世界的に進めているインダストリアル・インターネット戦略の一つであるビッグデータの分析・活用を目指すものであり、日本における線量最適化を支援して、より安心な患者の検査をサポートします。  

当社は、これまでにも、被ばく軽減を実現したCTや血管撮影装置、またCT用画像再構成技術「Veo(ヴェオ)」*1などの提供により、個々の画像診断装置における放射線量低減の取り組みを行ってきました。この度発売されるDoseWatch は、画像診断装置から線量情報を直接取得、追跡、報告(レポート)できるウェブベースの線量最適化支援ソリューションです。

■  日本における線量最適化の課題
CTにおいては、より高画質の撮像が可能な技術開発や、より多様で微細な病変を検出するための検査対象・範囲の拡大など、医師の的確な診断を支えるための努力が行われてきました。しかし、それらは照射線量の増加につながるため、線量を高くすることでより鮮明な画像を得られる一方、被ばく量も高くなるというトレードオフの関係にありました。画質と線量のバランスを適切にするために、患者の体形、撮影部位、検査対象などに応じて医師・診療放射線技師などの担当者が線量を調整し最適化を図ってはいるものの、従来、その判断は各施設または担当者個人に任されてきました。欧米ではすでに、政府機関および学会等によって、線量の最適化に向けた活動が推進されていますが*2、日本の医療機関においては、そうした線量管理活動の推進が途上にあるため、施設や担当者ごとに生じる計測基準や線量評価のばらつきの把握が困難となっています。また、推奨基準の明確化や、基準がある場合にも基準自体が適切かどうかの検証にも不都合が生じているのが現状です。その結果として、線量の最適化は大きな課題となっています。

そのような中で注目が高まりつつあるのが、線量データ情報を蓄積し、分析、評価することで同様の検査に対する線量のバラつきを抑える“線量最適化”のための取り組みです。加えて、放射線の影響に対する患者の関心も年々高まっており、特に放射線に対する感受性が高い小児においては、診断に必要十分な画質に対する最低限の線量となる撮影条件が設定できる安心な検査が求められるようになってきています。

■  データにもとづく線量最適化支援ソリューション
こうした課題を受け、より安心な検査の提供を実現するために開発されたのが、DoseWatchです。DoseWatchは、標準化されたコミュニケーション規格の採用により、同一のネットワークに接続された医療施設内のCT、血管撮影装置などの複数のモダリティ、さらにGE製品だけでなく、他社メーカーの装置から線量データを取得し、検査、患者、撮影部位毎など、様々な切り口でデータを可視化し、分析することによって、施設での線量超過原因の究明および改善、改善後のモニタリングを通して院内での線量最適化を支援するトータル・ソリューションです。

他国と比較して、人口あたりのCT設置台数の割合が多い日本*3において、GEヘルスケア・ジャパンでは、今後、各施設での線量最適化の支援に留まらず、日本全体での「線量最適化」活動への貢献を目指していきます。  

製品名: DoseWatch
(販売名称:線量最適化支援ソリューションDoseWatch)
発売日: 2014年4月11日
初年度国内販売目標: 10台
*1 VeoTM: 一般X線撮影並みの低被ばくと従来機を上回る高画質を両立させたCT(コンピューター断層撮影装置)用画像再構成技術
*2 Joint Position Statement on the IAEA Patient Radiation Exposure Tracking By ESR, FDA, IAEA, IOMP, ISRRT, WHO and CRCPD
*3 UNSCEAR 2008年報告書